初心者でもできる「舞台撮影を成功させるコツ!」2 三脚の重要性
初心者でもできる「舞台撮影を成功させるコツ!」その2「撮影に必要な周辺機器編」
ビデオカメラは用意できましたね。じゃあ、さっそく撮影に・・・
その前に!まだ用意しないといけないものがあります!
ビデオカメラだけではまだ準備完了とは言えません!
今回は撮影に必要な周辺機器の事を中心に成功させるコツをお話しします。
「三脚」
なんといっても、撮影に絶対必須な周辺機器と言えば「三脚」です。
三脚なんていらない!手で持って撮影すればいいんじゃない?
それもいいでしょう、1~2時間の舞台撮影を手で持って撮影する・・・
一度やってみればよく分かります
「二度と手で持って撮影なんかするか!」と。
手持ち撮影のメリット、デメリットを説明します。
「手持ち撮影」
メリット
取り回しが楽
撮影者視点の臨場感が表現できる。
三脚の設置に悩まなくて済む
デメリット
長時間の撮影がきつい
手ぶれでせっかくの映像がブレブレになってしまう。
ホームビデオで撮影しました感が非常に強く出る。
手持ち撮影は、カメラを固定しないため旅行先での記念撮影や
子供の運動会での撮影など、状況が絶えず変化する環境での撮影には適しています
しかし舞台撮影という点に関して言えば、手持ち撮影はNGです。
1~2時間の舞台という限られた空間でおこなわれる撮影シュチエーション
しっかりとした画造りをするには、三脚を使ってカメラを固定する事は必須となります
少なくとも撮影業者が舞台撮影をする場合、三脚を使わないで撮影をする事は
まずありえません。
それほどまでに三脚は撮影には外せない必須周辺機器なのです。
じゃあどんな三脚がビデオ撮影に向いているのか??
三脚選びのポイントは
【値段】
【サイズ】
【重さ】
【耐重量】
【使いやすさ】
【機能】
以上のポイントが挙げられます。三脚と言っても種類は多種多様
用途やカメラ種類、カメラ重さによって選ぶものも変わります。
それと一眼レフなどのデジカメ用の三脚と、ビデオ撮影の三脚は似ていますが
パーン棒(操作レバー)がなかったり、水平が取りにくかったりと
「舞台撮影をする」という目的に対してはあまり適していないのでご注意下さい。
それではポイントを踏まえた目的別でオススメのビデオ三脚をご紹介していきます。
(※2015年9月時点での情報を元にしております)
「とにかく安くシンプルな物」
【値段】1,000~4,000円
【サイズ】小~中、全高1200mm程
【重さ】軽い(500g~1㎏)
【耐重量】1~2㎏まで
【特徴】軽いので取り回しは楽、固定力は弱い
【機能】クイックシュー、水準器
安い三脚は性能的にどうなの?と心配されるかもしれませんが、家庭用の
重量の軽いビデオカメラでの使用であればこのクラスでも十分です。
1眼レフのカメラの三脚と違い、ビデオカメラの三脚で重要なのは
雲台(カメラを固定する台のこと)がどのような種類なのかと、
水準器が付いているか。この二つが大きなポイントです。
雲台は出来るだけいろんな角度に位置を変えられるものがいいです。
そして三脚とカメラ本体を簡単に取り外せるクイックシューなのかどうか
そして正確な水平をとるための水準器がついているかどうか。
このクラスでもクイックシューと水準器はついているものもありますので
最低でもこの二つが付いているものを選びましょう。
「現実的なお値段のミドルモデル」
【値段】5,000~10,000円
【サイズ】小~中、全高1700mm程
【重さ】1.5㎏~3㎏
【耐重量】3~7㎏まで
【特徴】少し重たいが安定感そこそこ、
【機能】3WAY雲台(※付いてないものもあります)、クイックシュー、水準器、ゴム製スパイク
この価格帯になってくると、安いモデルに比べて圧倒的に変わってくるのが
「操作性」と「安定感」です。操作するパーン棒や雲台の種類だったり、地面との
接地面のゴムの質、形。好みにはなりますが、色々店頭で触ってみたりして
お気に入りの物を見つけましょう。
このクラスであれば、業務用のカメラや、オプションをたくさんつけたカメラ
でも十分に耐えられる耐久力があるので、カメラの種類を気にすることなく
使うことができます。
欠点とすれば、安価もでるより一回り大きくなるので、持ち運びが多少大変に
なります。
「本格的なハイエンドモデル」
【値段】30,000~80,000円
【サイズ】大
【重さ】3㎏~
【耐重量】2~5㎏まで
【特徴】すごく重い、でかい、安定感は抜群、操作も最高レベル、値段も最高レベル
【機能】3WAYオイルフリュード雲台、スライドクイックシュー、LED付き水準器、ゴム製スパイク
ミドル以上の「操作性」と「安定感」この値段になるとオイルフリュード雲台などが
機能として、だいたいの三脚にはついてます。オイルフリュードとは、封入された
グリスの抵抗がカウンターウェイトの代りになって、カメラを安定させる機能のこと
これがあると、とっさにパーン棒を離してしまった時でも、カメラの「ガクっ!!」
とした動きがなくなるので、とても便利な機能です、この値段帯で購入を考えている
なら是非!オイルフリュードの雲台を選びましょう!
三脚だけでも、実に奥が深いのがビデオ撮影!自分にあった三脚を選んで
失敗のない舞台撮影にしましょう!!
次は実際に舞台撮影をするときに気を付けなければいけない設定編です!