六華苑で文化財×テーブルコーディネートのスチル撮影

こんにちは。岐阜県の映像・写真制作会社、株式会社天野企画です。
今回は、一般社団法人ジャパンテーブルコーディネート協会様からご依頼をいただき、三重県桑名市にある国の重要文化財「六華苑」にて、テーブルコーディネートのスチル撮影(静止画撮影)を行いました。
歴史ある建築と洗練された空間演出を、静かに、丁寧に、写真で記録する貴重な経験となりました。
歴史的建築「六華苑」でのロケーション撮影
撮影地となった六華苑は、大正2年に建築された洋館と和風建築、そして池泉回遊式庭園が一体となった歴史的建造物です。
イギリス人建築家ジョサイア・コンドルの設計によるこの建築群は、現在国の重要文化財および名勝に指定されており、撮影地としても非常に価値ある空間です。
この空間を舞台に、テーブルコーディネートの世界観をスチル撮影で丁寧に切り取りました。
撮影時の文化財保護に対する配慮
文化財施設での撮影では、その保全を最優先に考慮した対応が求められます。
今回のスチル撮影では、以下のような点を厳守しました:
-
ライティング機材の使用禁止
建物保全のため照明機材の使用は禁止されており、自然光を活かしての撮影に徹しました。時間帯ごとの光の移ろいを読みながら、現場で最も美しい瞬間を選びました。 -
三脚使用時の徹底した養生
床材を傷つけることのないよう、三脚の脚部には柔らかい保護材を装着。設置場所ごとに丁寧な養生を施し、安全第一で撮影を進めました。
現場のルールを守りながら、質の高い撮影を実現することが、文化財撮影では不可欠です。
空間と演出の調和を、静止画で的確に記録
撮影の対象は、美しくコーディネートされたテーブルシーン。
重厚な歴史的建築と演出されたテーブル空間が一体となるよう、構図、光、バランスにこだわり、1カットずつ丁寧に撮影を行いました。
静止画ならではの「空気感の記録」を意識し、文化と美が溶け合う一瞬一瞬を確実に捉えました。
撮影を通して|文化と空間を未来へつなぐ記録づくり
文化財のような繊細なロケーションでは、撮影技術と同じくらい、現場への理解・配慮・対応力が重要です。
株式会社天野企画では、建築、展示、演出、空間演出など、さまざまな被写体に応じた最適な記録手法をご提案しています。
🎥 こうした撮影も、ぜひ私たちにお任せください
文化財、建築空間、展示物、演出空間など――
「大切な空間を、美しく正確に残したい」
そんなご要望がありましたら、ぜひ株式会社天野企画にご相談ください。
豊富な経験と丁寧な現場対応で、被写体の価値を最大限に引き出す写真・映像制作をお約束いたします。